春吉の焼肉 牛喜のおすすめの野菜の焼き方

基本的に油分をほとんど含まない野菜類は水分が抜けやすく、水分を失った部分から先に焦げてしまいます。

一部分にのみ火が当たり過ぎないように気を付けながら、均一に火が入るように頻繁に動かしひっくり返しつつ"野菜が温まった時から軽く焦げ目が付くまでの間"が食べ頃となり、美味しく食べることができます。

アツアツでシャキシャキとした温野菜をお楽しみください。

※注意 お肉やホルモンと一緒に皿に盛られ、お肉に直接触れた野菜は、そのまま生で食べることはお勧めしません。

新鮮なお肉やホルモンにも雑菌は存在し、提供して時間が立てば立つほど菌は増えていき、食中毒のリスクが高まります。

肉やホルモンを食べる間、室温の中で長時間お皿に残っていた野菜は必ず焼いてお召し上がりください。

油と相性の良い野菜は、お肉やホルモンを焼いた時に出る油を有効活用する事で格段に美味しくなります。

焼けたホルモンを食べる前に、一度野菜の上にワンバウンドさせたり、野菜の上でお肉を保温し休ませたりしつつ火力の弱い場所でゆっくりと焼くことで、野菜に油を吸わせながら火を通す事ができます。

油と肉汁が野菜に移っていくほど艶と照りが増していき、しっとりと透明度を纏い始めると食べ頃で、頂くとお口の中で野菜の旨味とお肉の旨味が混然一体となり、豊かな味の調和を楽しむことができます。

ニンニクは火が入りにくいため普通に焼くと表面だけが焦げやすく、お焦げにより苦くなってしまいがちです。

それはそれで美味しいのですが、ぜひ一度、じっくりと手間暇をかけて焼いてみて下さい。かけた手間に見合った美味しさを味わうことができます。

おすすめの焼き方は七輪の場合、外周部の鉄枠部分の火の直接当たらない場所で焦がさない様にまめにひっくり返しつつ20分ほどかけて焼いていきます。

次第に透明感がでて、箸で潰せる程に柔らかくなったら食べ頃で、ホクホクのニンニクを楽しむことができます。

ニンニクの表面はつるつるなので、タレが付きにくい時は、箸で潰すとしっかりとタレが絡むようになります。お試しください。

最初にナスを軽くあぶり、水分を飛ばすことで脂を存分に含ませる下準備ができます。

ナスに水分が在るうちは焦げにくい為、焦げ目が付き始めた頃を水分が減った目安にすると、丁度良く焼くことができます。

※この段階でしっかりと焦げ目が付くまで焼いてしまうと、苦くなってしまいますので注意しましょう。

この、ナスに軽く焦げ目の付いたタイミングに合わせて脂を吸わせる為に、あらかじめお肉やホルモンを焼き上げる必要があります。お肉とホルモン、そしてナスは焼ける時間が異なるため、火力を含めて七輪上の全てを把握して適時食材を網に乗せていきましょう。

そして焼きあがったお肉やホルモンを、順次ナスの上にワンバウンドさせていくことで脂が徐々にナスへと移って行き、次第にあめ色につやが出てずっしりと重くなって行きます。

ナスは、肉汁を吸えば吸っただけ美味しくなりますので、肉汁を一滴も逃さないように気を付けて焼きながら、全部吸わせてしまいましょう！

十分に脂のしみたナスを焼いて熱を加え続けると、次第にナスがしっとりとしていき、艶と照りが出てずっしりと重くなっていきます。

あめ色になるまで焼き上げ、表面からふつふつと小さな泡が弾けだし、箸でくにゃっと曲げられる様になった頃合いが食べ頃です。

ナスがその身の内側に目一杯貯め込んだ肉汁が、口の中に入れた瞬間から溢れだし、うま味の奔流となって貴方の舌の上で溶けていきます。

おいしく焼き上げた極上のナスをゆったりと味わうひとときを

是非一度、お試し下さい。